同じ会社の2つ上の先輩で、転勤してきた時は奥さんと子供1人、そしてその奥さんは二人目を妊娠中。・・・・出会った時はそういう家族構成の人だったので、当然恋愛の対象になんてなるはずもありませんでした。 今思えばあの時お腹の中にいたのは駿平だったのですが。 もちろんその時はまさかその子を私が育てることになるなんて思ってもいませんでした。 そもそも結婚しているということは「恋愛の達人」というか、とにかくもう「ゴール」を経験している人だったので、私の中では当然「対象外」。その頃は一緒に飲みに行っても自分自身の恋愛の相談なんかにもよく乗ってもらったりしていました。 そんな旦那様が離婚をして、私とつき合うようになり・・・・。それでもその延長に「結婚」なんてものは絶対存在しないと思っていたんです。 「バツイチ子持ちの人なんてあり得ない」・・・そう思っていました。 しかも次男が自閉症という障害を持っている、ということも聞いていました。 バツイチだけでも抵抗があるのに、子供もいて、しかも1人は障害児だなんて絶対あり得ない!と思っていました。 でもそのうち「この人以外いない」と思えるようになり結婚することに・・・。 最初に母に打ち明けるまでものすごい時間がかかりました。どんな反応をするのか、もちろん賛成はしてもらえないと思っていました。だからどう反対されるのか、頭ごなしに怒られるのか、それとも泣かれるのか・・・・。想像もつかなかったので、言いかけてはやめて言いかけてはやめて・・・の繰り返し。 ようやく打ち明けた時、みるみるうちに母の顔が曇り 「私はイヤだわ・・・・」 の一言で話が終わってしまいました。 私も何も言い返すことが出来ないまま・・・・。 そして数日が過ぎ、母の方から 「お父さんに話したら“子供達がいるのならなおのこと、早く結婚してその子達のお母さんになってあげないさい”だって」 と言うのでびっくり!母も父のその意外な?意見を聞いて何もかも吹っ切れたようでした。 父はちょっと変わった人で、母よりも「反応」が読めなかったのと、男親には言いにくいものがあって、自分からは言えずにいたのですが、まさかそんな反応をしてくれるとは思わず・・・・びっくり&感謝しました。 既に遠距離恋愛でしたが、結婚を決めてすぐに旦那様は更に遠い土地へ転勤になったりもして、「遠距離恋愛は無理」と判断。 両親に紹介してからたった3ヶ月後の2003年7月7日に入籍。 そして7/14、ハワイのカワイアハオ教会で私の両親と私の友人夫婦、友人姉妹が見守る中、挙式をしました♪ その後9月に60人ほどの親しい友人や会社関係の人達を招いて レストランでウェディングパーティーをして、私は旦那様の住む街へ 移り住むことになりました。 なんだかぱたぱたと結婚してしまった感じです。 でもとても幸せで充実した日々でした。 その後に待ち受ける辛い日々など想像することもなく・・・・。 |